XMには3つの口座(「スタンダード口座」「マイクロ口座」「ゼロ口座」)が用意されています。
それぞれの口座に特徴があるので、XMの追加口座で8つまで口座開設できることを利用してトレードスタイルに合わせて自由に口座タイプを選ぶことができます。
スキャルピングトレードやスプレッドが狭く取引コストを抑えたい方はZERO口座がおすすめです。
関連記事:XM口座タイプの解説「トレードスタイル別」おすすめ口座
今回は一番特徴的なXMの口座として「ゼロ口座」のメリットとデメリットについて紹介していきます。
\ スプレッドが0のZERO口座を開設する/
XM各口座の比較表
まずは、ZERO口座とスタンダード口座、マイクロ口座の比較表を見てみましょう。
マイクロ口座 | スタンダード口座 | XMZero口座 | |
---|---|---|---|
注文方式 | NDD STP方式 | NDD STP方式 | NDD ECN方式 |
プラットフォーム | MT4/MT5 | MT4/MT5 | MT4/MT5 |
最大レバレッジ | 1000倍 | 1000倍 | 500倍 |
最低入金額 | 500円 | 500円 | 1万円 |
最小取引ロット | 0.01 lots | 0.01 lots | 0.01 lots |
最大取引ロット | 100 lots | 50 lots | 50 lots |
最低スプレッド | 0.1 pips | 0.1 pips | 0.0 pip |
取引手数料 | なし | なし | あり |
口座開設ボーナス | 3,000円 | 3,000円 | 3,000円 |
入金ボーナス | あり | あり | なし |
XMポイント | あり | あり | なし |
マイクロ口座とスタンダード口座はほぼ同じ仕様ですね。
ZERO口座だけ少し特殊な口座になっています。
XMゼロ口座のメリット
XMゼロ口座のメリットであり一番の特徴は、口座名称そのままスプレッドが0であることです。
「スキャルピング」や「デイトレード」などの短期売買に向いている口座で海外FX取引業者の中でもスプレットの狭さは特筆すべきものです。
早速、ZERO口座のメリットを見ていきましょう。
スプレッドが狭い
前述の通り、ZERO口座はデイトレードやスキャルピングに向いている口座でスプレッドが極小です。
リアルタイムスプレッドをみると0.0pipsから0.3pips。
基本的に海外業者はスプレッドが広めに設定されていますが、XMのゼロ口座はスプレッドが狭いのが一番のメリットと言えます。
ハイレバレッジにも対応
XMと言えば最大1000倍のハイレバレッジが特徴です。
実はZERO口座もレバレッジが500倍まで可能です。
レバレッジ1000倍じゃないのかと残念に思っている方もいるかもしれませんが、ゼロ口座のようなスプレットの狭さで500倍までのレバレッジが掛けられるFX業者はあまり存在しません。
約定力の高さ
いくらスプレッドが狭くても約定力が低ければ話になりません。
ZERO口座はスキャルピングをしてもまったく滑らず、他の業者と比べてもとダントツに約定能力は高いです。
スリップページがないので安心して取引ができます。
EAでの自動売買にも対応
XMのゼロ口座はEA自動売買にも公式に対応可能となっています。
スプレッドが狭いZERO口座でEA自動売買ができるのはかなりの強み。MT4/MT5に対応しているので利用できるEAの幅が広がりますね。
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なお、条件を満たしていれば無料でVPSがレンタルできます。
VPSはレンタルサーバみたいなもので、PCをシャットダウンしていてもEAを稼働させることができます。
XMのVPS無料レンタル条件
- 毎月5lot(50万通貨)以上の取引
- 口座に500ドル相当(約50万円)以上の残高
条件に満たない場合は月に30ドルでレンタルも可能です。
XMゼロ口座のデメリット
良いところしかないように思えるXMZERO口座ですが、デメリットもあります。
デメリットも考慮した上でXM口座タイプを選択しましょう。
取引手数料が掛かる
ZERO口座のようなECN口座はインターバンクのスプレットが採用されるため、狭いスプレットが可能になる代わりに、取引手数料がかかってしまうのが一般的です。
ゼロ口座もECN方式なので取引毎に手数料が掛かります。
XM公式サイトには「ゼロ口座の手数料は$100,000のお取引に対して$5となります」と記載されています。
往復では約10ドルの取引手数料が発生します。
ただし、通貨ペアによっても変動するので注意が必要です。
通貨ペアが少ない
ゼロ口座は他の口座と比べると取引できる通貨ペアが少なくなります。
スタンダード口座・マイクロ口座では57種類ですが、ゼロ口座は56種類。
取引できないのはUSD/CNKの1種類です。
また、スタンダード口座やマイクロ口座はFXの他に日経225や天然ガスなどのCFD商品が取引できますが、ZERO口座では取引できません。
ボーナスがもらえない
XMは色々な特典や豪華ボーナスが特徴でもありますが、ゼロ口座は初回口座開設ボーナスのみもらうことができます。
通常、スタンダード口座やマイクロ口座では下記の特典があります。
- 口座開設ボーナス(3,000円)
- 100%入金ボーナス
- XMPロイヤリティプログラム
ゼロ口座は「口座開設ボーナス」のみ。ECN口座はどこもこんな感じです。
関連記事:XM(エックスエム)ボーナスの種類と受け取り方|ボーナス消滅には注意
関連記事:XMロイヤルティポイントのステータスを簡単に最上位まであげる方法
ZERO口座はECN方式採用
これまで「ECN」というワードが出てきましたが、ここで簡単に解説しておきます。
XMのゼロ口座はECN方式を採用しています。
ECNとは(Electric Communications Network)の頭文字をとっています。
・ECN方式(XMゼロ口座)
・STP方式(XMスタンダード・マイクロ口座)
スタンダード口座とマイクロ口座はSTP方式です。
ここはあまり詳しく理解する必要はありませんが、簡単に説明すると注文方法の違いになります。ここでは特徴にだけふれておきましょう。
ZERO口座のECN方式の特徴
- 約定力が高い
- 取引に透明性が高い
- スリップページが発生する可能性はあるがリクオート(約定拒否)が発生しない
- トレーダーの売買注文は直接インターバンクに行き執行される
スタンダード口座とマイクロ口座はSTP方式の特徴についても見てみましょう。
スタンダード口座のSTP方式の特徴
- リクオート(約定拒否))が発生する可能性がある
- レートにスプレッドを乗せて投資家に提示される
- FX業者を経由して金融機関から提示される最も最適なレートとマッチングする
透明性が高いのはZERO口座のECN方式
STP方式とECN方式両者の注文方式の違いをみると透明性が高いのはECN方式となります。
STP方式ではカバー先に流された注文がどのように処理されているかは明確にされていません。
XMは違いますが、海外FX業者によってはカバー先が実在していないことも。
ECNでは投資家からの注文は直接インターバンクに流され板情報も開示されます。
ディーラーが介入できないため透明性の高い取引が可能です。
ただ、海外FX業者はXM含めNDD方式(約定にディーラーによる判断が入らない)を取っているので元々透明性の高い取引が可能です。
よくある質問
ZERO口座に関するよくある質問をまとめました。
他の口座を開設していてもZERO口座を持てる?
はい、追加口座にてZERO口座を開設できます。
ZERO口座はメタトレーダーのプラットフォームは何が使えますか?
全て使えます。Windows、Mac、iPhone、iPad、Android対応のMT4/MT5が利用可能です。
他口座からZERO口座に資金移動できますか?
はい、できます。
ただし、ZERO口座はボーナスに対応していないのでスタンダード口座またはマイクロ口座から資金を移動する際にはボーナスが消滅するのでご注意ください。
新規注文ボタンが無効になっていて取引できない
Zero口座は、通貨ペアの後ろに「.」(ドット)がついたシンボルでのみトレードできます。
例)USDJPY.
パソコン用MT4では、プラットフォームの気配値表示ウィンドウ上で右クリック「全通貨ペアを表示」を選択すると全シンボルを表示可能ですので、ZERO口座対応のシンボルをチャート表示してトレードしてください。
まとめ
ZERO口座のメリットとデメリットを紹介しました。
スプレットの狭さを利用して、スキャルピングやデイトレでバリバリトレードしたいかたはZERO口座をおすすめします。
取引手数料は掛かりますが、スプレッドが狭く約定力の高いZERO口座が良いでしょう。
スキャルピングやデイトレードなど短期売買では、一回あたりの利益が少なく取引回数が多くなるため、スプレッドが狭い口座の方が利益率が高くなります。